医薬品製造に関わる基礎知識をまとめて紹介します。GMPとは!?医薬品をつくる工程で大切なことをまとめました。
GMPの3原則とは、医薬品製造の現場で絶対に必要な心構えである。
現場で働く人間が、常に意識しなければならない「GMPの心構え」とも言える3原則について、具体的に解説する。

人間は、誰でもミスをする生き物である。
「気合を入れて頑張る」「注意深く作業する」といった精神論では、医薬品の品質は守れない。
GMPでは「人はミスをする」という前提に立ち、システムでミスを防ぐことを徹底する。
医薬品に、本来入ってはいけないもの(異物、微生物、別の成分など)が混入することを絶対に防がなければならない。
これを「コンタミネーション(汚染)の防止」という。
「作ってみて、最後に検査したら合格だった」では不十分である。
医薬品は全数検査ができないため、「製造プロセス全体で品質を作り込む」必要がある。
「いつ、誰が製造しても、必ず同じ高品質なものができる」ことを保証する仕組みが不可欠である。
GMPの法令集は分厚く難解だが、その根底にあるのはこの3つの原則である。
@「人為的な誤りを最小限にすること」
A「汚染及び品質低下を防止すること」
B「高い品質を保証するシステムを設計すること」
GMPの3原則とは、誰が作業しても、いつ作業しても、必ず同じ品質・高い品質の製品をつくるための基本要件である。
現場で判断に迷ったときは、立ち止まって「この作業は3原則に反していないか?」と自問することが、患者の安全を守ることに繋がるのである。