作業に適した服装

なぜ適した服装が必要か

 

@作業員は、通常の服装では作業の障害となるもの及び医薬品の汚染原因となるものを身につけている。例えば、毛髪、化粧、衣類の繊維等であり、作業服(無塵服、クリーンウエア、インナー)を正しく着用することで、毛髪等ヒト由来の異物が医薬品に混入するのを防止し、また、衣類からの発塵も防ぐ。

 

A無菌室では細菌等の微生物の混入を防止する。

 

B取扱う医薬品によっては保護具を着用して作業員の身を守る。

 

医薬品製造

 

留意する点

 

@作業服、帽子、マスク、手袋、靴等は作業ごとに定めた服装規定に従って着用する。また、入室する前にもう一度正しく着用しているかどうかを確認する。

 

A作業するとき、過度な化粧、指輪、イヤリング、ピアス等のアクセサリーや腕時計等の不要な物を身につけない。
特に、毛髪は帽子からはみださないようにする。

 

B作業服等が作業中に汚れたらすぐに着替え、常に清潔な作業服等を着用する。

 

C作業室ごとのクロスコンタミネーション(交叉汚染)がないよう、作業服等の共用を避ける。

 

D注射剤などの無菌製剤を製造する作業室へ入室するときは、無菌・無塵衣を着用する。