第一種圧力容器の取り扱い
製造する医薬品の種類や作業により、必要な設備は異なりますが、多くの医薬品製造工場では、第一種圧力容器を使用します。
第一種圧力容器とは
圧力容器とは、内部に大気圧を超える気体または液体を保有し、内容物の加熱、反応などの工程を行ったり、高温、高圧の液体を蓄積したりする容器のことをいいます。
圧力容器は、第一種圧力容器(液体)と第二種圧力容器(気体)に分けられ、容量や使用圧力が小さいものは小型圧力容器または簡易容器となります。
検査と作業主任者
第一種圧力容器は、製造許可をはじめ、製造又は輸入、設置などの各段階での都道府県労働局などによる検査が義務付けられ、また、使用開始後は年に1回登録性能検査機関による性能検査が義務付けられています。
また、第一種圧力容器の取り扱いに関してはそれぞれの種類の大きさによって一定の資格を有する「作業主任者」を選任する必要があります。
詳しくは、日本ボイラ協会ホームページで確認できます。
Sponsored Link
関連ページ
- 製造に適した作業室
- 医薬品製造に関わる基礎知識をまとめて紹介します。医薬品とは?医薬品をつくる工程で大切なことをまとめました。
- 空調設備の管理
- 医薬品製造に関わる基礎知識をまとめて紹介します。空調設備の必要性で大切なことをまとめました。
- クリーンルーム
- 医薬品製造に関わる基礎知識をまとめて紹介します。クリーンルームとは?医薬品をつくる工程で大切なことをまとめました。
- 異物混入への対策
- 医薬品製造に関わる基礎知識をまとめて紹介します。医薬品とは?医薬品をつくる工程で大切なことをまとめました。
- 虫の発生と昆虫相の調査
- 医薬品製造に関わる基礎知識をまとめて紹介します。虫の発生と防虫対策で大切なことをまとめました。
- 防虫対策
- 医薬品製造に関わる基礎知識をまとめて紹介します。虫の発生と防虫対策で大切なことをまとめました。
- 防虫に関する指針
- 医薬品製造に関わる基礎知識をまとめて紹介します。医薬品とは?医薬品をつくる工程で大切なことをまとめました。
- 災害対策
- 医薬品を製造の際に用いる、災害対策について説明します。